2年生「道徳」&きらめきタイム
2024年10月30日 16時08分3時間目、2年生は教育実習生による「道徳科」の授業でした。オリンピック金メダリスト、柔道の古賀稔彦さんの手記を通しての学びでした。
1998年ソウルオリンピック、初出場ながら金メダル候補の筆頭とされていた古賀さんでしたが、三回戦敗退という結果に終わってしまいます。周りの心ない反応にひどく落ち込み、人間不信に陥り、無気力な状態が続く古賀さん。そんなある日、ソウルオリンピックを振り返る番組を目にしてしまいます。負けた試合を見るのはつらいことでしたが、その後に映し出された映像は、それ以上につらかったとのこと。それは、試合場とは逆の方向に振り返り、観客の皆さんに向かって何度も何度も頭を下げている御両親の姿だったそうです。強いショックを受けた古賀さんでしたが、それを機に「自分一人で柔道をしていたのではなかった。」ということに気付かされます。そして、これまで自分を支えてくれた多くの人たちへ「恩返ししたい」という気持ちを原動力に、もう一度柔道に戻ってくることができたのだそうです。
この手記を通して、生徒は自分自身のことについて考えました。身の回りに、自分を支えてくれている人はいないか、誰かに支えられていると感じられる場面はないか。その人たちはどんな思いや願いを抱いているのか。そして、それに気付いたあなた自身に何かできることはないのか・・・・・・。
午後からは「きらめきタイム」でした。明後日には文化祭準備もあります。今日は展示物の最後の仕上げ、発表練習を行っているコースがほとんどでした。展示発表に関しては、体育館、技術室を予定していますので、当日、是非とも御覧ください。